Kenshi_JP公式

「Kenshi」の開発会社、Lo-Fi Gamesの発信する情報を日本語にてお届けします

「Kenshi」11月の月刊コミュニティ・アップデート




先月の月刊アップデートでは、今後「Kenshi2」の開発に注力していくこと、開発スタジオからの「Kenshi」の情報発信についての方針、行われているイベントやコンテスト、グッズや「Kenshi」の今後のサポートに関してのお知らせをしました。また先週Experimentalブランチでのみ提供されていた数々のアップデートをメインブランチにて公開した旨お知らせをしております。

コミュニティのイベント

Discordの「Kenshi」コミュニティにて開催されていたハロウィンMODコンテストは11月末に終了し、受賞者には賞品(無料のゲーム)が発送されます。コミュニティが主催するイベントは今後も引き続き開催され、直近ではクリスマスや年末にかけての特別企画が予定されています。是非Discordの「Kenshi」のコミュニティよりご参加ください。

「Kenshi2」の開発について

この世が温暖化で消滅する前に「Kenshi2」を完成させるため、Lo-Fi Gamesでは「Kenshi2」開発当初からスタッフを増やし、フリーランスのアーティストの協力のもと開発を続けてきました。「Kenshi」のSubredditフォロワーの中にはEugenia Peruzzoが公開した以下の「サムライ兵衛」の防具セットを見つけられた方もいるかもしれません。



この防具は、以下の5518スタジオによるコンセプト・アートがベースとなっており、現時点でのビジュアルの方向性を垣間見せています。



同時に、Lo-Fi Gamesに2名の新たなメンバーが加わりました。プログラマーのハリソン('Boodals')は現在「Kenshi」から「Kenshi2」に移行する機能やGUI等の開発に携わっています。また、アート・チームにはコンセプト・アーティストのGuy Warleyが加わり、まだお見せすることのできない素晴らしい建物や環境を描かれています。また、現在Lo-Fi Gamesでは経験豊富な技術のリーダーとアートのリーダーをメンバーに加えるべく募集しています。

過去からの遺産

以前「Kenshi2」のゲームエンジンをUnrealに変更するお知らせをした際、MOD制作に関しては「さらにパワフルに、さらに難しく」なる事が予想されことや、できるだけ継続してユーザーが使いやすくプレイしやすい、徹頭徹尾サンドボックスであるリラティブ・サンドボックスを提供していきたい、というクリスの意向をお伝えしました。Unrealエディターのツールキットやプロジェクトの検証を進める中、コミュニティMODを制作するに当たり、さらにたくさんの可能性が見えてきている一方で、幾らパワフルなツールでも一般的なユーザーが、新しく複雑なソフトウェアの使用法を学ぶことなくゲームを変更するのは難しそうだという懸念も出てきています。そこで現在は「Kenshi」で使用されているForgotten Construction Setとマップ・エディターを使う機能をどれだけ残せるかという事を検証しています。最終的には「Kenshi」のMOD制作で人気の小規模な変更やファンベースの翻訳等をUnrealエディター無しで制作できることを目標としていますが、まだ検証を始めたばかりですので、どのような仕様になるかは分かりません。

明日からの世界

「Kenshi」から何を残すかということを検証しつつ、「Kenshi2」にUnrealが加える事のできる可能性についても調査を進めています。例えば、古いシステムに比べると、Unrealでは詳細な光の調整や天候、一日のサイクルなど、新なゲームを開発するに当たって考慮するべき要素があります。今のところ、まだお知らせできる段階ではありませんが、それらが決定した時点で、変更点がキャラクターの世界にどのような影響を及ぼすかという詳細をお知らせします。

今後のお知らせについて

調査や検証の作業がメインの段階で、皆様からの期待を高めすぎないためにも、現段階ではあまり詳細なお知らせはできませんが、プロジェクトが進んで行くにつれ、いずれ月刊のアップデートでは内容が追いつかなくなってくると予想されます。それも視野に入れながら、直近では毎月のアップデートを続けて行きます。また、今後数か月の主な話題は技術的なものになると予想されます。

「Kenshi」のサポート

「Kenshi」のサポートがなくなる事を心配される方も多い中、以前お知らせした通り、バグの修正やゲームプレイの調整は続いています。数か月前より、何回かExpreimentalブランチにてオプト・インされているユーザー向けにアップデートを行い、テストを重ねて参りましたが、ついに先日、全ユーザーに向けバージョン1.0.40としてアップデートを公開しました。今回のアップデートには、フォーラムにレポートされてきた数々のクラッシュの修正も含まれています。この手法を使うことにより、検証済みのアップデートが一度に行われ、既にMODなどで変更されたゲームへの影響を最小限に抑える事が出来ます。

「Kenshi」x WePlay: indiePlay アワード


以前のお知らせにも書きましたが、Steamの新しい「IRLイベント」機能をテストし、「Kenshi」がWePlayのindiePlay賞の最終候補になりました。結果、今回はクリスとナタリーが上海に向かい、授賞式に参加するだけでなく、中国のコミュニティとも交流する予定です。
参加される際のWePlayのチケットはこちらから購入できます。
Lo-Fi Gamesのブースは1階のD-02エリア(indiePlay areaの近く)です。

Steam Awards


Steamにログインされている方は、秋のセールが始まり、本年度のSteamアワードのノミネートが開始された事にもお気付きになっていることでしょう。Lo-Fi Gamesとしては「ゲームオブザイヤー賞」に挑戦したいのは山々ですが、ここは「不得意なベスト・ゲーム賞」を目指したいと思います。大人気のキリンもどきの殺人鬼や、見くびることのできない怒り狂ったヤギとの死闘など、主人公となるべく散っていったキャラクターの死に敬意を表すためでもあります。ノミネートはこちら

年末が近づく中、忘年会などで暫く会う事のなかった旧友や疎遠となってしまった同僚などとお会いする機会がありましたら、近況報告と共に是非「Kenshi」をお勧めください。