Kenshi_JP公式

「Kenshi」の開発会社、Lo-Fi Gamesの発信する情報を日本語にてお届けします

8月のコミュニティ・アップデート




こんにちは、少々間が空いてしまいましたが、「Kenshi」のコミュニティ・アップデートをお届けします。このアップデートでは、今後のDiscordの運営に関しての決定事項や、「Kenshi」の快挙、Lo-Fi Gamesチームメンバーの紹介や「Kenshi 2」で展開される予定のビジュアルを少しだけお見せします。

Discordコミュニティ・サーバーの未来

もうお気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが、今までLo-Fi Gamesにてコミュニティマネージメントやマーケティングを担当してきたCaliburn(Sam)が退職し、なるべく皆さまにご迷惑が掛かることがないよう引き継ぎと社内調整が進められて参りました。

その一環として、ここ数週間でDiscordの「Kenshi」コミュニティ・サーバーにつき重大な決断が迫られ、コミュニティ・サーバーの運営はモデレーターの投票により管理人に選ばれたSeth Knightさん率いるコミュニティの元に戻りました。これまでの経緯を簡単に説明すると、この数か月間、コミュニティ・サーバーについて誰が、どのような目的のために運営するのか開発社側と運営側で話し合いが続けられており、最終的にこのサーバーについては今まで通りの運営を継続するのが良いだろうという結論になりました。

Discordの「Kenshi」コミュニティ・サーバーは「Kenshi」ファンの皆さまが制作/創作されたものやゲーム内での体験、プレイの仕方などを共有する目的で立ち上げられたため、開発社とのコミュニケーションを取る手段としては設置されていませんでした。今ではLo-Fi Games側でのスタッフも増え、今後彼らが異なる要素を開発していく上で、皆さまとやり取りしたり、フィードバックを頂いたりする機会も増えてくることが予想されるため、コミュニティ・サーバーとは別に公式サーバーを立ち上げることが決定されました。公式サーバーにはSethさんや他のモデレーターからのリクエストも反映し、オンライン・イベント等も一緒に開催していく予定です。公式のDiscordサーバーの準備ができましたら、またアップデートとしてお知らせいたします。

快挙

「Kenshi」の開発には12年以上かかりましたが、その正式版がリリースがされてから2年未満で、「Kenshi」の全世界での販売数が100万を超えました。このような快挙を成し遂げることが出来たのも、開発が始められた頃からずっとサポートして下さったファンの皆さまや、何年にも渡って「Kenshi」を楽しみ、盛り上げてくださったコミュニティがあったからこそと感謝しています。「Kenshi」の売り上げで得た収益は「Kenshi 2」開発のため、今では15人体制となったスタッフの増員やブリストルに構えた新らしいオフィスに投資されています。

コロナの影響がある中、スタッフの安全を第一に考え、新オフィスには希望するスタッフのみが通勤しております。そのため、オフィスの準備を整えるのにも時間が掛かっており、また現在の英国での感染状況を踏まえると、新オフィスの写真をこちらのアップデートに載せることができるようになるのは先になりそうですが、いずれ必ず載せる予定です!

皆さん、こんにちは!

「Kenshi 2」の開発を進めるに当たり、スタジオが新たに迎え入れた新メンバーを前回のアップデートでも紹介しましたが、今回はまた3名のメンバーの紹介と、彼らの仕事外での活動などを話してもらいました。

Christopher Schlesag - コンセプト・デザイナ―/イラストレーター
コンセプト・デザインとイラストレーションを担当している、Christopherです。「Kenshi 2」に関わるため、Lo-Fi Gamesのオフィスにあるブリストルにドイツから移住して既に5カ月が経ちます。自分の創るデザインで、より「Kenshi」の世界に浸ってもらえるよう細かなビジュアルの要素を創り出すプロジェクトに関わっています。ここ数か月は、すでに「Kenshi」で設定された世界観をさらに進化させるよう、様々な小道具をデザインしてきました。

(私がデザインした外部照明のサンプルがこの下にありますので、どのようなデザインか見てください)

ライフ・バランス
仕事以外では、インスピレーションを得るために、旅をしたり、本を読んだり、映画を観たり、ゲームで遊んだりしますが(旅をするのは、今は難しいですが)、自由な時間の大半をアーティストとしてのスキルを上げるために、絵画を描くことに費やしています。



この絵は、少し前に取り掛かったデジタル絵画です。この作品やそれ以外の作品にはまだ満足できていないのですが、もし私の作品に興味を持って頂けるなら、私のインスタグラムツイッターをご覧ください。SNSのアカウントはつい最近開いたばかりなので、余り数はありませんが、今後も制作したらこちらに上げて行く予定です。

Paul Crilley -ライター
南アフリカに住み始めて20数年経つスコットランド出身のPaul Crilleyです(まだこの国の暑さや湿気には慣れません)。私は最近「Kenshi 2」のライターとして加わり、とても楽しく仕事をさせて頂いています。

私はもう何年もテレビや小説、コンピューターゲームやコミックの仕事をしてきました。私の最新作、Poison City とその続編のClockwork Cityという南アフリカのダーバンを舞台にしたスーパーナチュラルな警察部隊の小説はテレビ・シリーズとしてJerry Brucheimer ProductionsCBSによって権利が買われましたが、実際にそれがプロダクションに乗るかはまだ分かっていません。
私はまた、Star Wars: The Old Republicの契約ライターの1人でした。また、コミックでは、IDWのStar Wars Adventuresの最新作に関わっています。他に、IDWのミニシリーズのコミック、X-Files:Conspiracyの企画にも参加しました。このミニシリーズは、モルダーとスカリー、クロウ、ゴーストバスターズ、ティーンエージ・ミュータント・ニンジャ・タートルとトランスフォーマーが協力して問題を解決するもので、私は6シリーズの内3シリーズを手がけています。また、IDWのWizards of the CoastのD&D版、Eberron(ファンタジー探偵のAbraxis Wren とTorinが活躍)のコミックのライターでもあります。

仕事場の環境
私の仕事場は、雑多な本の山と、煩雑な机、ホワイトボードと、映画のポスターや何年もにも渡るカレンダーの写真や絵が張り巡らされた壁に囲まれています(指輪物語、Discworld、Game of Thrones等)。何もない壁が苦手で、収集物にとり囲まれていると安心します。私のデスクトップPCはゲーム用にあり、小説や脚本を書くのにはMacBookを使っています。





ライフバランス
在宅勤務でバランスを保つのは難しいことですが、私はプロのライターとして仕事を始めた当初から在宅勤務をしていたため、ロックダウンにはまったく影響を受けていません。逆に大きく変わったのが、家に5カ月の赤ちゃんがいるため、常に面倒を見なくてはならない環境になったことです。私の仕事が最も捗るのは夜です(もともと夜型人間でしたが)。日中は数時間仕事をしながら、何度かこの世話の大変な者にミルクをあげては寝かしつけ、午後の6時頃から夜にかけてライターとしての仕事に集中します。通常午前1時から2時頃まで働き、その間に一度だけミルクをやります。最近ようやくスポーツジムが再開したので、そろそろ運動もしたいのですが、その時間を探すのはなかなか難しそうです。

Meg (Gumstar) – PRとコミュニティ・マネージメント
こんにちは、メグまたはGumtarです。私は日本語担当として、「Kenshi」には既に数年関わっていますが、Caliburnが退職したため、PRとコミュニティ・マネージメントの面でチームのサポートをしています。

ライフバランス
私はロンドンに住んでおり、家の周辺には幾つかの公園があるため、毎朝新鮮な空気を吸い、頭の中を整理するため、散歩をするか走っています。都市以外に住んだことのない私ですが、このロックダウンに入ってからは何故か自然に目が行くようになりました。



この春の始めから、白鳥が卵を温め始めたのを機にその家族を観察しています。子供の頃の大好きな本の一冊が「醜いアヒルの子」だったこともあり、春には白鳥に程遠い姿だった赤ちゃん鳥が、今ではすっかり灰色の白鳥になっている成長の過程を楽しんで観察してきました。もうすぐ白鳥の子供らの羽も灰色から白に生え変わり、親と見分けがつかなくなってしまいます。白鳥はとてもエレガントな鳥ですが、彼らが長い首を振り、水に頭を突っ込む様子は、「Kenshi」の世界のある動物を彷彿とさせ、つい苦笑いしてしまいます。:)

ディテール、ディテール
「Kenshi 2」は「Kenshi」を1000年遡るため、その世界は皆さんの良く知っている「Kenshi」とまったく同じではありません。1000年もの時が流れれば、その中の住人達全てがそのままでいるはずもなく、住人が変われば社会や文化の様相も変わってきます。

以前のアップデートでは、Calum Alexader Wattによる「Kenshi 2」開発初期の大まかな世界感を紹介しました。今はその先の世界を作り上げていく過程となっており、コンセプト・アートとイラストレーションを担当しているクリストファーが「Kenshi 2」に住む住人達が日々使っている小道具などを次々とデザインしています。その一つ、外部照明のコンセプト・アートは以下の通りです:



「Kenshi 2」はUnrealエンジンで開発されているため、「Kenshi」の技術では不可能だったビジュアル表現やアニメーションが可能になっています。こちらでは、1,000年もの間、しぶといサバイバル精神で生き残ってきたある生物の様子を伺うことができます。


今月のアップデートはまたしても遅れてしまいましたが、特に「Kenshi 2」のビジュアルに関しての皆さまの感想などコメントお願いいたします。またツイッターニコニコ動画などで今後も情報を発信していきますので、そちらのフォローもよろしくお願いいたします。