Kenshi_JP公式

「Kenshi」の開発会社、Lo-Fi Gamesの発信する情報を日本語にてお届けします

「Kenshi」コミュニティ・アップデート#40:門!環境の画像!Discord!



旧正月も過ぎ、既に2月も半ばに入ってしまいました。前回のアップデート後、ツイッター経由でチームがクリスマスのお祝いをしている様子をお知らせしましたが、その後クリスマス休暇、新年と続き、(「コ」の字で始まるウィルスのため)イギリスでは新たなロックダウンとなり、またもや在宅勤務を余儀なくされています。それに負けることなく「Kenshi 2」の開発は順調に進められています。

「Kenshi」の公式Discord

以前にもお知らせした「Kenshi」の公式Discordですが、ついにこちらを公開いたしました。公式Discordはコミュニティが運営しているDiscordの代わりとなるものではなく、今あるコミュニティ運営のものに関しては、これまで関与されてきたモデレーターや参加者に感謝や尊敬の意を表しつつ、今後もさらに盛り上げていって頂ければと願っています。公式Discordはミニアップデートの情報を提供したり、Lo-Fi Gamesのスタッフに、より簡単に直接コミュニケーションが取れるよう(但し、皆さんもご存知の通り現在「あるゲーム」の続編制作を最優先にしているため、返信には時間が掛かってしまうかもしれませんが)コミュニティ運営のものと共存できるよう設置されています。

公式Discord では日本語対応もしています!
また、公式Discord内、日本語コミュニティ・チャネルのモデレーターも現在募集中です。もしご興味ある方は、日本語ツイッターのDM、またはDiscord内からGumstarまでご連絡ください。
また、公式Discordでは皆さまからのご希望をできるだけ反映していきたいと思っていますので、リクエスト等ありましたら是非お知らせください。

プレゼント企画!開発チームへの質問!コンテスト!
今後Steamキーのプレゼント企画やコンテストなど、コミュニティの皆さまから開発チームへの質問や、MODやスクリーンショットの投稿などを通じた企画を行っていく予定です。Discordでそれらのお知らせなどして参りますので、是非そちらもチェックしてください。

また、「開発者への質問」コーナーも設けましたので、そちらに是非質問を投稿してください。全ての質問に返答はできませんが、その中から毎月選ばれた質問に答えていく予定です。


「Kenshi 2」の内容を少しだけ

環境

以下のスクリーンショットについての環境アーティスト、Oliver Hattonのコメントです:

「現在私たちは2つの隣り合わせのバイオームを配置する作業に取り掛かっており、その環境下での全ての建物や人の検証をしています。このようにバイオームを混合させて配置する事で、都市のサイズやテキスチャーのリミットが超えていないか等といった、今後出て来るべく問題を把握できるようになります。張り出した岩や洞窟などの地形をボクセルを使って編集する作業は、エレベーション・マップを使うよりも、より事細かに行えるため、楽しいものです。

マップ上に都市や集落が配置され始めた事で、世界観も見え始めてきています。これからこの場所は、今後繰り広げられる苦痛や死をテストする'死の谷’となるでしょう。」





そしてこちらには門が!この門のデザイン考察につき、コンセプト・アーティストのChristopher Schlesagは以下のようにコメントしています:

「この門のデザインは既に存在する主勢力の建築に影響を受けています。見た目は堅固で幾何学的にはシンプルなものです。このような防護壁には通常の建物より金属要素を増やし、
より武断的に見えるようにされています。

これらの防護壁はゲームの中で最も高く、厚い壁となります。また、ある程度カスタマイズできるようになっており、オプションで砦や塔、エリアによっては有利に働く昇降できない壁のエクステンションなどがついてきます。また、例えば壁の上に塔を建てる事により、遠距離攻撃や環境の影響を避けることができるだけでなく、砲台の数を増やす事も出来ます。町の防護壁や砦にどれだけのエクステンションを加えられるかは、その周辺環境がどれだけ危険にさらされているかによります。また、「Kenshi」で防護壁を設置する際に障害となっていた問題を解消すべく取り組んでいます。」








幾つかの…開発中に起こった失敗

開発中に起こったちょっとした面白い失敗例をここにご紹介します。こちらは「思いっきり腕を振り回しながら走ってるんだ、もしぶち当たってもそれはあなたのせいだよ」というタイトルの動画です(Craig提供):



この動画につきテクニカルアーティストのVictor Goossensは以下のようにコメントしています:

「これは、単純にある男がどこかに走っている様子を表現していますが、アニメーションがバインド(固定された)ポーズ上で壊れてしまったケースです。バインド・ポーズとは何かというと、例えばアニメーションでAのポーズとして固定されても、それがエンジン上ではTのポーズで設定されていた場合(腕を高い位置で設定)エンジンを介すると、腕が上がった状態で動くアニメーションとして表示される事を言います。
この段階では、既に様々なポーズが設定され、(とてもクールなブレンディングのシステムを使っています)それらがごちゃ混ぜになってしまい…このような魔法を産みました。
また、似たような事故で、息を吸って吐く度に縦に身長が伸縮する以下のようなキャラクターも作り出してしまいました。」



スコアのない「Kenshi」の世界

既にツイッターで告知しましたが、もしまだご覧になっていないようでしたら、2017年のGDC(イベントというものが以前にはあったのです)にて「Kenshi」のサウンドトラックや音響効果を担当しているコール・ヒックスとクリス・ハントが登壇し、「Kenshi」の厳しく、助けを呼ぶ事のできない、砂塵の舞う世界を表現する際の背景や詳細を語っていますので、是非ご視聴ください。

https://www.youtube.com/watch?v=I2rmPPdrKfQ&t=161s

Nat, Sarah, Danから世界の皆さんこんにちは

「Kenshi」が悪のAIによって制作されているわけではない事を証明するためにも、過去何回かに渡ってチームのプロフィールをコミュニティ・アップデートにて紹介して参りました。今回も引き続き、Nat, SarahとDanの紹介をいたします:

Natalie Mikkelson (ナタリー・ミッケルソン): リード・ナレーティブ・デザイナー

こんにちわ、Lo-Fi Gamesで既に8年ほど働いているNatです。現在は「Kenshi 2」の最初の都市でのダイアログを書いたり、まとめたりしながら、様々な方法で皆さんを困らせようと画策しています。

ライフ・バランス
「Kenshi」のためのクリエーティブなエネルギーを温存するために、仕事外で個人的なプロジェクトは行っていません。そのため、私のホビーはフィジカルなことに終始しており、ウェイトトレーニングや体操、ポールダンスなどをしています。ここ2年ほど負傷していた腰がようやく直って来たこともあり、このロックダウンはコンディションを元に戻すためのトレーニングをするには良い期間となっています。

このようなトレーニングは20歳の頃から始めています。一度、海で泳ごうとスピードボートから飛び降りたのですが、その後ボートに戻ろうとした時に自分自身をボートに持ち上げることが出来ませんでした。結果、まるで死んだ魚が詰まった袋のように引き上げられる事になってしまい、その日から、またスピードボートから飛び降りる機会があれば自分の体重を持ち上げられるだけの力を付けようと決心したのです。シンプルな目標です!

また、仕事外の時間では物書きやゲームデザインを学んでおり、参考のためゲームをプレイしています(最近では*ゴホン*「ラスト・オブ・アス」と「ゴースト・オブ・ツシマ」を『勉強』しています)。学んだことを書き記し、それをまとめるためにブログを書いています。ゲームの様々な要素を学ぶためにプレイしているので、似たようなタイプのゲームはその後2年ほどは手に取りません。最初に学んだ事を忘れたくないからです!

私はまた、One25という女性路上生活者のチャリティでボランティアをしており、それに情熱を注いでいます。サンドウィッチを作り、それらを夜の間、小型トラックで運びます。クリスマス時には小さな贈り物やケーキの他、暖かい服や帽子を運びました。数多くの厳しい状況下に置かれている素晴らしい女性たちに出会う機会でもあり、人を支援できるチャリティですので、関われることを誇りに思っています。



Sarah Keates (サラ・キーツ):スタジオ・マネージャー
こんにちは!私は「Kenshi 2」開発のために拡大しているチームのサポートするため、スタジオ・マネージャーとして2020年の4月に入社しました。現在私は会社から離れたボート上から事務、人事、経理、福利、働く環境や社員の満足度を上げるための仕事をしています。



現在、私は皆がコミュニケーションを円滑に行えるよう調整している他、経理や法務などの事務、そして快適な在宅勤務を行えるようサポートしています。チームの中にはクリエーティブな環境で一緒に働くことができないことに負荷を感じるメンバーもいるため、円滑に働きやすい環境を作れるよう、ゲーム・ナイトや毎月のキャッチアップ、(ビールやスナックの入った)ハッピー・パッケージを送る手配などしています。

私は今までゲームスタジオや音楽フェス、世界のイベントサイトの建設などに関わってきましたので、その経験を活かし、Lo-Fi Gamesで皆が一緒に楽しく働けるエキサイティングなスタジオ環境を作りたいと思っています。早くCOVIDがなくなり、皆が一緒に働ける環境になってもらいたいものです!

在宅環境



私は現在ボートの上で働いているため、12vの制限のある設定をお見せします!キーボードはエルゴノミックの物を使っており、事務をするには十分な環境ですが、残念ながらゲームができる環境ではありません。

ライフ・バランス



私のボートはバース市南部の運河にあり、カントリーライフを楽しみながら、運河を上ったり下ったりしています。エンジンやボートを動かすのには大変な労力が必要ですが、散歩をした後に炉のある快適な住居に帰って来れるのは素晴らしいことです。

冬の間は、ボート仲間たちと、パンデミック、ムンチキン、 エクスプローディング・キトゥンズ、コード・ネームズ、バックガモン やチェスなどのカードゲームやボードゲームを楽しんでいます。シンプルですが、素敵な生活です!

クリエーティブな活動は満足できるスタジオが見つかるまで、ブリストルにある私の半分の持ち物と共にお預けになっています。私はスケッチや絵も描きますが、アルデュイーノを使った彫刻なども制作し、人が私のデザインとどう触れ合うかを興味を持って見ています。クラゲが発する光や脳の光子など自然界の現象を表現するよう心がけています。これらの作品はフェスティバルやナショナル・トラストの庭などに展示されることもあります!

Dan Page (ダン・ページ):ヘッド・オブ・マーケティング


このアップデートはDan Pageという三人称を使っている者によって書かれています。彼はLo-Fi Gamesの新しいヘッド・オブ・マーケティングで、英語版「Kenshi」のソーシャルメディアで呟いている者です。DanはまたRedditや「Kenshi」のコミュニティDiscordなどを徘徊していることでも知られています。

ここで不器用ながら、三人称から通常私が使っているはずの一人称に変更させてもらいます。

ライフ・バランス
音楽
私は音楽が大好きで、時には自分でも作曲します。ロックダウン中なら集中して取り掛かれるのではと思われるかもしれませんが、実際にはそれほど進んでいません。直近では、昨年購入したBehringerTD3を使った演奏と、現在進行中のこちらのみを公開しています。1年の成果がこれだけですが、2021年はもしかしたらもっとできるかもしれません!

もしも、どういうわけか私が聴いている音楽に興味のある方は、BandcampコレクションWishlistをご覧ください。

ゲーム
ロックダウン中、何をしているかというと、とにかくゲームをしています。ペルソナ5, クラウドパンク, ゴッド・オブ・ウォー, ホライゾン ゼロ・ドーン, ディスコ・エリジウム (これはすごく良い!) 、そしてゴースト・オブ・ツシマなどにどっぷりはまっています。

2020年の目標はゲームを出来るだけクリアする事にありました。溜まっていたゲームをどれほど終わらせられたかは覚えていませんが、今までプレイしたことのないスペックオプス ザ・ラインは酷いとしか言いようのない戦争を現代の視点から学べる素晴らしいゲームでした。

私は大変VRに興味があり、以前はブリストルVRラボというコーワーク・スペースや、VRワールドコングレスというコンファレンスを運営していました。この場で推薦できるゲームを挙げ出したら、スペースに事欠いてしまいますが、こちらのツイッターでそれらをよく呟いています。

ボードゲームでは、今年はコードネーム:デュエットをよくプレイしています。お勧めのゲームです。

テレビ



最近はテレビ番組を見ることが増えていますが、それは私だけではないでしょう。見た番組全てを挙げるつもりはありませんが、機会があれば「義理/恥 (Giri/Haji)」(ネットフリックス)という犯罪、友情、家族をテーマにしたロンドンと東京が舞台の美しいドラマを是非見てください。残念なことに続編が作られることはないという事ですが、絶対にお勧めです。

在宅環境



私の在宅環境/スタジオはゲームPCと4Kモニター、FostexPM2モニタースピーカー、MicroKorgと、上記のBehringer TD3、そして友人からせしめて来た古いCarillonのMIDIコントローラーと小さなAKAI LPD8で構成されています。ゲーム機器はPS4に55インチの4K HDRソニーブラビア、そして最近購入してとても気に入っているソニーSTR-DN10807.2アンプとスピーカーで構成されています。また、ヘッドセットのコレクションとして最近Oculus Quest2を購入しました。

今回はこれにてお終い!

今回のコミュニティ・アップデートはこれにてお終いです。今後も日本語ツイッターこちらで色々お知らせしていく予定ですので、まだフォローされていない方は是非よろしくお願いいたします。また、メール(英語のみ)にてお知らせを受け取りたい方はこちらからご登録ください。
まだまだコロナが流行っております。健康にはお気を付けください。